書籍・雑誌

2012年2月16日 (木)

レポTVのこと

毎週火曜日22時。
北尾トロさんの事務所にわたしはいます。

レポTV 北尾トロアワー』の生配信・収録のサポートスタッフです。

北尾トロさん×えのきどいちろうさん。
お二人の話に毎回聴き入ってしまう、貴重な時間。
いい感じで肩の力が抜けてる、ステキな大人の話が聞けます。

今週、えのきどさんが体調不良でお休みされたため
わたしことイシトヤチグサと
北尾トロ事務所の紅一点・木村カナさん
二人でオープニングトークをつとめました。

そして、その後
トロさんのひとり語りの時間です。

入念に資料を用意し、「今日はひとりでやるよ」と決意のこもった声できっぱりと言い切るトロさん。
「今日はすごい回になりそう…」と感じたとおり
とてもレアで、それ以上にとても熱く、揺さぶられる回になりました。
昨年、わたしもブクブク交換で参加させていただいた
本の町プロジェクト」について、トロさんの想いが溢れる放送です。

トロさんのひとり語りは、実に1時間を超す、視聴者への長い手紙になりました。
そして、Ustreamを視聴している方々は、ほぼ最初から最後まで変わらぬ人数のまま
その手紙を受け取ってくださいました。

配信していて、こんなにも胸が熱くなったのは初めてです。
定点カメラだけの画像と、ただひたすら語るトロさん。
それを見守ってくださる、素敵な視聴者。
「エラーで配信がストップしませんように」と強く強く、願いました。

「本の町をつくりたい」という想い。
名物おやじになりたいのではなく、その本の町に遊びに行きたいからつくりたかった。
たくさんの人を引きつける力が、本にはある。

多くの人に、トロさんからの手紙を受け取ってほしい。
Ustreamのアーカイブだけでなく、Podcastでも聞くことができます。
本を愛するすべての方に、聞いていただけたらうれしいです。

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Ustreamアーカイブ
http://www.ustream.tv/recorded/20439587
Podcast
http://itunes.apple.com/jp/podcast/id425324265

高遠・本の町をつくる会 公式サイト
高遠でのブクブク交換 2011年8月


来週21日には、いとうせいこうさんがゲストとして出演してくださいます。
21日(火)22時からは、ぜひ「レポTV」をご覧ください。

レポTV 北尾トロアワー

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2012年1月26日 (木)

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」/フィリップ・K・ディック 著、 浅倉久志 訳

突然ですが、わたし、ハリソン・フォードが好きです。

中でも『ブレード・ランナー』は特に好きな作品です。

先日のブクブク交換で、その『ブレード・ランナー』の原作となった本書をいただきました。

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プレゼンをしてくださった方からは
「原作と映画、いい意味で全然違う」と教えていただきましたが
読み進めていて、どんどん映画の情景を思い出し
中盤からはやめることができずに、一気に読みました。

イジドアがどうなってしまうのか、という場面は
特にドキドキさせられたシーンです。

文体に取っ付きにくさはあるかもしれませんが
SF好きにはたまらない良書だと思います。

そして、読み終わったら無性に『ブレード・ランナー』が観たくなる。

読み返せば読み返すほど、気づきがありそうな本だと感じました。


アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))/フィリップ・K・ディック 著、浅倉久志 訳

2012年1月19日 (木)

「予定日はジミー・ペイジ」/角田光代 著

高遠のブクブク交換でいただいた本。
ずいぶん時間が経ちましたが、読了いたしました。


予定日はジミー・ペイジ (新潮文庫)/角田光代 著

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夫との間にできた子ども。
「おめでたです」という言葉への違和感。
自分が母になるという自覚や実感が一向に湧かない主人公。

わたし自身は、今すぐにでも子どもがほしいと思っているので
「堕ろしてしまおうか」と考える主人公に共感するというより
「こんなふうに感じる人も、きっといるんだろうな…」という目線で読み進めました。

身体的変化、味覚などの変化、心的変化。
どの描写もリアルで、自分のお腹に赤ちゃんが宿ったかのような錯覚を覚えるほど。
さらに夫婦のやり取りが、夫への感情、昔の恋人への感情などを通して立体的に浮かびます。

女性はもちろん、男性にも『疑似・妊婦体験』してほしいです。
読み終えたあと、やさしい気持ちになれました。
とてもいい本を譲っていただきました。
ありがとうございました。

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2011年10月20日 (木)

「恋文の技術」森見登美彦 著

ブクブク交換で頻繁に持ち寄られる本、というのが
数多く参加していると見られるようになります。

その中でも、この本は
なぜか2度ほどわたしの手に、単行本と文庫と姿を変えてやってきたので
読ませていただきました。


「恋文の技術 (ポプラ文庫)」森見登美彦 著
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往路のみの書簡体小説です。
とても個性の強い主人公が「文通武者修行」とか「恋文武者修行」と銘打ち
ひたすら手紙を書き続けます。
相手は友人であったり、先輩であったり、自分の家庭教師先の教え子であったり、
はたまた著者である森見登美彦(主人公の先輩として)であったり。

読み進めていくうちに、話がクロスしていき
些細な事件がどんどん立体的に浮き彫りになっていく仕掛けは、純粋に楽しめました。

ただ、本音では
「こんな手紙きても、返信困るなぁ・・・」
というのが正直なところです(笑)

「恋文の技術 (ポプラ文庫)」森見登美彦 著


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「恋文の技術 (ポプラ文庫)」森見登美彦 著

2011年10月 6日 (木)

「へんなほうりつ」のりたまみ 著

先日、渋谷でのスピンオフ企画の翌日に
わたしの参加している劇団ツイゲキのお客さまとの交流会がありまして、幹事を担当。

「これは人見知りの方にもよろこんでもらえる企画なのでは?」と思いまして
青空の下、『ピクニックブクブク交換』を開催いたしました。
果たして、「ブクブク交換ってなんだろう??」とはてなマークいっぱいの方々だらけで
どうなることやら心配しておりましたこの企画。

結果は大・成・功!!でした。

やっぱり、「本」ってその人の趣味や人となりを伝えるツールになるんだなぁ…と再認識。
本当に楽しい会になりました。


そんな訳で、その日にわたしが持参した本が

「へんなほうりつ」のりたまみ 著
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でした。

日本の法律・条例だけでなく、世界各国の「え???」って言ってしまうような
『へんなほうりつ』をあつめた本。
下段にはわかりやすく、注釈も入っています。
1ページに1法律なので、空き時間にサラっと読めちゃいます。

ぜひぜひ、「世界の常識、非常識」を実感していただきたいです。

「へんなほうりつ」のりたまみ 著


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「へんなほうりつ」のりたまみ 著

2011年9月29日 (木)

「ねこぢるうどん」ねこぢる 著

昔、妹の部屋で読ませてもらった漫画。
久しぶりに本棚から引っ張り出してきました。

当時、絵のかわいらしさ・ポップさと裏腹に
「陰」の妖気をまとっている内容に度肝を抜かれました。

「ねこぢるうどん」ねこぢる 著

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「ねこぢるうどん」ねこぢる 著

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今日、改めて読んでみて
人間の持つ残虐性・過虐性(加虐性)や悪意
「見てはいけないもの」を見た、不穏なざわつき
拭えないような汚れやシミ、それも血みどろなシミが心にへばりつく感情

うまく言い表せているか、全くわからないけれど
「キチガイのそれ」と、発行当時の帯に書かれた
たまのボーカル・知久寿焼氏のコピーが語るとおり
とにかく、ざわざわ・ぞわぞわする作品です。

1話だけ『パックン』からの掲載されたものは、若干毛色が違いますが、根底は同じ。
「『ガロ』だな、、、」と思う作品です。

狂気の世界を味わいたい方には、ぜひ読んでいただきたいです。


2011年9月22日 (木)

「芸人交換日記 〜イエローハーツの物語〜」鈴木おさむ 著

先日、大阪まで舞台を観に行ってきました。
話題作、「芸人交換日記」です。

正直、読んでから観るべきか
観てから読むべきか
悩んで、悩んで、悩んで、悩んで
結局、すでに舞台を観たという元芸人の方に聞いて
「観て、読んで、帰りの夜行で主題歌聞いてください」
って言われたので、それをやろうと思って鞄に入れて大阪へ行きました。

でも、舞台の余韻に浸りたくて
なんとなく帰りはパンフレットを見ながらバスに揺られてきました。

ということで、観劇からだいぶ経ってしまった頃
ようやくページを繰りました。


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全編、交換日記のやりとり。
日記型ではありますが、書簡体小説でした。
以前、一週一読で紹介した「錦繍」とは違い、日記特有の短い文章が多く
かなりテンポよく二人のやり取りは続いていきます。

そこには、人を笑わせるために真剣にモノを作る・表現する姿と
それ故に葛藤する姿が、裸に近いカタチで描かれていました。

「やりたいこと」と「生活」の狭間
「守りたい自分の信念」と「守りたい存在」の狭間
「夢」と「限界」の狭間


「夢」を叶えようとすると「生活」や「才能」という壁にぶち当たる。
あきらめるべきか
やり続けるべきか
究極の選択を迫られる。


そんな苦悩する想いが綴られていました。


そして
一緒に頑張れる相手がいること。
それが身近にいること。
当たり前のようだけれど、それが幸せであること。
そんな事にも気づかされます。

読んだあとに見るお笑い番組は、とても心にジンときました。
うん。


「芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~」鈴木おさむ 著

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「芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~」鈴木おさむ 著


2011年9月15日 (木)

「デルフォニックス 文房具の本」PARCO出版

かなり前にブクブク交換でいただいた、素敵な本をまだご紹介していなかった!!

DELFONICS STATIONERY BOOK デルフォニックス 文房具の本
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DELFONICS(デルフォニクス)の文房具はコレクションしたくなるほど美しいです。
最近ではSmithという文房具店で見る機会が増えていると思いますが
渋谷PARCO、表参道ヒルズ、新丸ビルにはDELFONICSの直営店があります。
美しい文房具は見ているだけでも楽しいです。

そんな文具好きにはたまらない、デザイン本です。

RhodiaやLamy、Moleskineなど自社ブランドのコンセプトなどのブランドストーリーは
普段何気なく使っているモノが、どんなに計算されて作られているかを知れて
より愛着が湧いてくるから不思議です。

飛行機好きのわたしの心を鷲掴みにしたのは、これ
Fishers AIRPLANE PENです。
NASAの検査を経て、全ての宇宙飛行士が使用しているという
このSPACE PEN
使いやすさだけでなく、遊び心が満載です。

あなたの身の回りにも、たくさんのDELFONICS商品がありませんか?

デルフォニックス 文房具の本

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「デルフォニックス 文房具の本」


DELFONICS

2011年9月 8日 (木)

「グッド・バイ」太宰治 著

言わずと知れた、太宰の未完の遺作です。

「グッド・バイ 」太宰治 著(新潮文庫)

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読み終えて、まず
「ここで終わるなんて…」という絶望的な気持ちになりました。

どうなるんだろう?
最終的に田島は女達と別れられるのか?
キヌ子とはどうなるのか?
本当に女房を呼んで平和に暮らせるのか?

気になることが多すぎて、「それはないよ…」という気持ちでいっぱいになりました。


この作品は、
太宰の自叙伝的作品だ、という解釈を唱える方と
一流のストーリーメーカーである太宰ならではの「ユーモア小説」である、と唱える方と
未だにその解釈は様々です。

その背景にはやはり、太宰が愛人である山崎富栄と心中する、という最期を迎えたからなのでしょう。
実際、山崎富栄をモデルとしたと言われる人物が「グッド・バイ」に登場します。
「青木さん」という女性がその方です。

青木さんはいとも簡単に作中で田島に捨てられる。
それをもし山崎富栄が読み、狂気と化してしまったら…。

「小説が書けなくなった」という遺書を遺し、この世を去った太宰の遺作。
でも、物語はどんどんおもしろくなるであろうと予感させるところで終わってしまいました。

この作品を読んで、
改めて太宰作品をもう一度巡って、また読み返したい
そんな気持ちに駆られました。

ムズカシイ研究は近・現代文学の研究者の方々にお任せして
作品のおもしろさに溺れる。
没後60年以上経った今なお、「おもしろい」と感じさせてもらえる作品です。

本当に最後まで読みたかった。

「グッド・バイ 」太宰治 著(新潮文庫)


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「グッド・バイ 」太宰治 著(新潮文庫)


2011年9月 1日 (木)

「聖☆おにいさん」中村光 著

先日(と言っても、ちょっと前になってしまうんですが)開催されたブクブク交換にて
久しぶりにマンガをいただいてまいりました。

でも、残念ながら2巻と3巻…。

ブクブク交換好例の手書き付箋POPには
「1巻がなくてすみません」
と申し訳なさそうに書いてありました。

という訳で、1巻をゲットしたので読みました!!


「聖☆おにいさん(1)」 (モーニングKC) 中村光 著

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「聖☆おにいさん(1)」 (モーニングKC) 中村光 著

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聖=神・仏 → イエス・キリスト&仏陀

「シュール過ぎ!」と思えるくらいの聖人の下界での生活ぶり。
ちょいちょい入ってくる、宗教的な豆知識。
基本、ギャグ漫画の部類なのだと思いますが、キャラクターが魅力的!

ほかの方のレビューで

『私は断然ブッダ派! えー、断然私はイエス派!とか女子高生が言うんだろうな。』

って見て、
「あ〜、言いそうw」って納得笑いしてしまいました。

宗教に全く興味ない人でも、楽しめる娯楽作品になっているのがスゴイ!!
男女問わず楽しめる良作だと思います!

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